インバウンド向け着物ツアーのモニターをする留学生 |
観光は楽しい
楽しいことを考えるために
いつも笑顔でいよう
■はじめに■
こんにちわ。訪れてくださってありがとうございます。このページは藤崎達也の基本情報、取扱説明書みたいなページです。経歴や業績などはそれぞれのページをご覧下さい。■研究のポイント■
行動指針:事後承諾大賛成!
私が奉職している大学教員は、その職に付くまでに大きく別けると二つの道のりがあります。一つは研究畑の方、そしてもう一つは私のような実務家。私の場合はさらに「観光ガイド事業」という、20年ぐらい前までは国内では事業化の例がきわめて少ない分野を自分で立ち上げてきたという経験が研究や指導のベースとなっています。従って、私の研究は机の上で本を読むのではなく、地域とともに現場の課題に実際に取り組むこと。「先ずやる、評価はその後。」やった結果を検証し、地域の人たちが取り組むことの意義付けと評価を行い、さらにその成果を活かすというスパイラルを目指しています。
<研究キーワード>「エコツーリズム」「ガイド事業論」「協働型マネジメント」「観光まちづくり」「起業」「マーケティング」
■教育指導のポイント■
事業を通して100年、300年、1000年のビジョンを描けるようになっていくこと
私たちは小中高と"正解を示して先生から点数をもらう"学習に触れて来ました。しかし、社会に出ると「正解」がどんどん変わっていくし、正解を出すために場合によっては自分の一生というタイムスパンでは済まないことばかりだということに気付くことになります。では、どのように正解に近づいていくのか。そのソリューションの一つが「事業」です。講義などでの勉強を通して事業やビジネスの概念を理解した上で、100年、300年、1000年のビジョンを描けるようになっていくことが、次の段階の指導と考えています。短いタイムスパンの学生達に、自分の寿命を越えて成し遂げたいことを思い描けるような指導を心がけていきたいと思います。
■地域振興のお手伝い■
やりたい人がやりたいようにやれる枠組み作り
もう、会議はやめよう、企画をこねるのはやめよう!それよりも、何かをやりたがっている人が地域には大勢います。やりたい人がやりたいようにやれる枠組み作りが私の考えです。やりたいことがある元気な人に光を当て、少しだけ引き上げるお手伝いをすること、地域に起きる摩擦はよそ者の藤崎の責任にしてしまうこと・・・。会議を何年も重ねるよりも、よっぽど地域に変化が生まれ、活性化してくると思います。このような考えに賛同して下さる地域振興のご担当者さまは、是非お声かけ下さい。
スノーパークの造成(稚内市・斜里町) |
岩手県田野畑村「番屋エコツーリズム」プロデュース(PHOTO:ARITO) |
稚内まち歩きガイドプロデュース |
流氷ウォーク1998年〜(NPO SHINRA) |
■終わりに■
今や観光ルートの設定は、修学旅行の課題で中学生でも行えます。また、観光メニューの検討や地域おこしの企画は、実に多くのアイデアが生まれております。情報技術が発達し旅行会社がなくとも旅行を購入できますが、一方で情報の正確さの面から旅行会社の役割もさらに高まっているという見方もできます。何より国を挙げての観光立国という大きな命題から、小さな地方での地域振興のに至るまで、観光を産業の基軸に据え直そうとする動きが活発となってきています。このような状況の中、観光の研究者が行うべきことは、これらの動きを表面的に記録することではなく、観光の現場に出かけていって共に課題解決を行いながら、観光研究の成果を多くの人にフィードバックし実感していただくことに尽きると思います。
これまで、観光は諸産業の中でも強い発言権があるとはいえませんでした。しかし、これからは日本の新しい戦略的経済基軸として、もっと強力な牽引力を持っていく気概を全ての関係者が持たなければなりません。多くのみなさまと活発な議論をしていきたいと思います。どうぞご指導ご鞭撻のほどよろしくお願いします。